「恋うた・百人一首」で投稿いただいた恋うたから、100首が選定されました

2014年8月 7日

平成26年7月6日(日)開催の「恋うた・百人一首 詠おう 選ぼう 恋の歌会」にて、400首近くの恋うたが日本全国や海外から投稿されました。ありがとうございました。

引き続き時雨殿では、選ばれた100首の人気投票を館内で行っております。ご来館お待ちしております。

番号 詠草 お名前
1 最優秀賞 「下ばかり見ていて星は知らないというきみに描くチョークの夜空」 tata MITSUMA
2 準優秀賞 「夕焼けが乱反射する くちづけのためにわたしは折りたたまれて」 榊原尚子
3 嵐電賞 「大好きと嫌いのあいだを行き来してどうでもいいはまだまだ遠い」
4 嵐電賞 「この橋をちょうど百歩で渡れたらコーヒーを買って君に会いに行く」 牛隆佑
5 嵐電賞 「十七度 設定温度を下げたあと三十六度を感じて眠る」 門脇篤史
6 嵐電賞 「わるいことしているみたいと言いながら桃の薄皮剥がす初夏」 さとうすずすえ
7 嵐電賞 「いつだって強く凛々しいキミのこと あたしの胸で駄目にしたくて」 衣未(みみ)
8 トロッコ鉄道賞 「千年の昔かうしてゐたやうに二人で抜ける千本鳥居」 飯田彩乃
9 トロッコ鉄道賞 「また今日も君のメアドは聞けなくてアナログな恋明日へ続く」 神鳥絵美
10 トロッコ鉄道賞 「シャーペンの貸し借りからの始まりでどこまでゆけるだろう入道雲」 西村湯呑
11 小倉山荘賞 「また逢える、のかストローで二十二時五十五分の氷をつつく」 風橋 平
12 小倉山荘賞 「改札で見つけるたびにほころんでしまうつぼみをひらく おはよう」 こはぎ
13 小倉山荘賞 「空の色したシャツを着て会いに来る人よわたしは雲になりたい」 嶋田さくらこ
14 会場投稿 「どうしてもあなたのことが気になってまた見てしまう昨日のLINE」 ありさん
15 会場投稿 「寝顔みてそばにいたいと願ってるタイムリミットを見ないふりして」 まゆ
16 当日詠草 「海岸のようにあなたは眠るからずっと見ているだけの海岸」 阿波野巧也
17 当日詠草 「来た道を帰ればかえれる 遮断機のあなたとあゆむ夜のはつなつ」 北虎叡人
18 当日詠草 「夏の風 笹をゆらせば 恋心ひとつひとつが星へとかわる」 町田耕一
19 当日詠草 「雨上がり いまだに月は見えなくてセカンド・キスをおろそかにする」 松尾唯花
20 当日詠草 「けんけんぱ人種性別信条等、地雷踏み分け会いに行く、いざ」 みね
21 当日詠草 「蓮のはなひらきゆくころ知らぬ間にあなたはわたしを名前で呼べり」 安田茜
22 NHK情報番組
「あほやねん・
好きやねん」投稿
「永遠の愛誓い合うこの指輪ねぇ、気づいてる?本当は首輪」 近藤夏子
23 「「おいで」って言うのはずるい この距離をゼロにするのはいつも私だ」 茜谷りょう
24 「短冊に認(したた)める仕草時を経ても恋願う胸の切なさは同じ」 紫陽花
25 「いま心臓を掴まれている感情を恋と呼ぶ日がくるのだろうか」 有村桔梗
26 「花火だけ見て帰ろうね楽しんで来ようねずっと友達だよね」 伊豆みつ
27 「つぶやきであなたも星を見ていると知る現代の許されぬ恋」 稲垣三鷹
63 「まひるまのシーツに浮かぶ群島の波打ちぎわとしての手の甲」 空木アヅ
28 「雨の日にあなたを思う見たこともない傘をさすあなたを思う」 泳二
29 「写真ではあなたが高くなるようにこっそり膝を曲げて写る」 えみ
30 「もし宇宙世紀が来てもこの星で寄り添う猫のように二人も」 大木はち
31 「上り下り二本の線路を飛び越えて「またね」「おやすみ」メールが届く」 おおさわ ぎ
32 「無造作に抽出された初恋を上映しつづける映画館」 大渕マコ
33 「頑なに嫌いキライと叫んでも夏の日差しにアイスは溶けて」 桶田 沙美
34 「どら焼きが半分になり右手から右手に渡る 小指がふれる」 価格未定
35 「いちばんとおくにいるような気がする青いあなたの声をください」 風野端人
36 「この風はあの日の風をコピーした匂いも色も君のまんまだ」 ガッキ
37 「「ねえ一体何を思って抱いてるの?」「真昼の月とか冬の風鈴」」 かみしの
38 「増えてゆく秘密はじめは嬉しくて座らず古い地下鉄の中」 気球
39 「Skypeでつながっているお互いの寝息聞きつつ朝を迎える」 岸すみ江
40 「「永遠」って言葉はこわいね 終バスを逃してふたりで海を見にいく」 北なづ菜
41 「もう二度と他人同士に戻れない あんなに真っ赫な花は咲かない」 北城椿貴
42 「思い出の写真をはがすそこだけが日に焼けてない空白の時」 橘高なつめ
43 「「おいで」ってきみが言うから観覧車一周分の秘密ができた」 木原ねこ
44 「恋多きおまえの恋と俺のこの動機の意味が違ってもいい」 木村比呂
45 「君と会い初めて知った感情は満天の星に負けじ劣らじ」
46 「アジフライ揚げれば暮れてゆく夏日待つ人のある部屋を覆えり」 葛梅さとり
47 「真剣に怒ってるんだなぜ君はそんな優しい顔をするんだ」 葛紗
48 「ガラスよりプラスチックの靴がいい走り出せなきゃ捕まえられない」 倉野いち
49 「この恋は距離に別れて立ち向かう君の約束思い出になる」 ケリ
50 「一番に好きな人ではないはずの声に溺れて迷う坂道」 こころ
51 「イーゼルに立てかけておく風景がなくてあなたを抱く夕暮れ」 ことひら
52 「掛け声の中に君の背探しつつベランダに出てなびく髪の毛」 駒井早貴
53 「箱入りの恋は慣れないことばかりキスって顔を傾けるのね」 佐倉まり子
54 「噴水に手をふれるとき思うよりあつい背中のあなたにであう」 ささ
55 「対照になりたいふたりたましいをうつす水面のように向きあい」 紗都子
56 「通学路きらきら光君走る川が流れる橋から眺め」
57 「起きてって君がベッドに来るまでは寝ているような俺でいいかな」 篠原謙斗
58 「忘れられる権利をください 私にもそれからあの人にも少しだけ」 shiba
59 「どしゃ降りの雨に打たれて透けている欲望あらわにしてしまう夜」 糸憂
60 「仕方なく君とパッキンしたんだよ涙混じりの味なし氷菓」 棒葉純
61 「もう一度会いたいと思ったら会えるその想いだけで終わらせる恋」 瀬戸さやか
62 「お別れの時間近づき夕暮れもなんだか寂しくまばたきはじめた」 そよ花
64 「拡張子を.恋から.愛に変えたってやっぱ読めないもんは読めない」 高島津 諦
65 「一日を思い返せば君ばかり月に引かれて海は満ちゆく」 田中ましろ
66 「ありがとう なんてことない人生をちゃんと物語にしてくれて」 檀可南子
67 「耳朶に触れるつよさで傷口に触らないでよ 黙らないでよ」 chari
68 「サルビアの燃える口紅塗りつけてあなたの唇を汚してしまう」 千代川下流
69 「まなざしを交わしさよなら僕たちは決して交わることなき星座」 ちょこ
70 「いつかの日最期に耳が死ぬ時に好きだと言って それだけでいい」 月丘ナイル
71 「芥子粒のようにちっちゃな約束をねむり薬にする風の夜」 月夜野みかん
72 「二人じゃなきゃさみしいことの例としてきみは風神雷神と言う」 辻聡之
73 「月だけでなく星も空も街灯もみなきれいですあなたといると」 てる
74 「ふたりして手をつないでる目をとじたまま歩いてる あけたら終わり」 天国ななお
75 「このひとの足ゆび守り抜くことと思う静かに半夏生はくる」 とみいえひろこ
76 「君までのあと五センチがもどかしい エレベーターまだ着かないでいて」 なかてん
77 「そこまでの距離を教えてくれますかメートル法と違う手段で」 中牧正太
78 「あらホント?ちょっとちょうだいフォーク手に妻が二十歳の顔ちかづける」 中村成志
79 「いっそこの小枝を折ってくださいな そうすればもう帰れなくなる」 七海
80 「無理にでもガラスの靴を履いたから早く迎えにきて王子様」 なるなる
81 「にせものの星たちに寝かしつかされてプラネタリウムにふたりは終わる」 沼尻つた子
82 「連載が終わるまでには新しい恋人を見つける二次元で」 蓮沼・L・茂木
83 「うららかなものになりたい桜とかあなたの顔がほころぶような」 はるごろう
84 「新学期となりの席に君が来た今朝割った皿の話をしよう」 藤 かづえ
85 「会うために二本の足で歩きだす進化なんだねホモサピエンス」 文月郁葉
86 「この星の裏側へゆく飛行機に手をふる君の名前をつけて」 星乃咲月
87 「花の名をたずねる君と魚の名たずねるわたし波長がそろう」 螢子
88 「今日もまた話し掛けたい口実に「男子はちゃんと掃除してよね」」 真瀬 悠湖
89 「こなければよかったなんて思ってもいないことばを口にしている」 まひろ
90 「知らない街の知らない光に感動をしたりすること あなたが好きで」 虫武一俊
91 「わたしたち不完全だね てっぺんがくっついてない数字のよん」 村上永華
92 「雨粒を伸ばした腕に受けるとき呪いのようにあなたが好きだ」 村川真菜
93 「助手席はあなたのために空けているアクセルをやや強めに踏んで」 村田香
94 「この台詞いいなこころに呼び出したきみに言はせるやつぱりいいな」 山階基
95 「地下鉄の短冊眺めて願いなし 去年はそっと、結んだけれど」 紫(ゆかり)
96 「月光を透かせる水面手で乱し銀の鱗に触れませわが背」 ゆき
97 「番号は消してしまったスプーンにしがみついてるネスカフェのつぶ」 リオ
98 「助手席のシートを元に戻したら次に会う約束を下さい」 流留歌
99 「吊り橋に行こうときみが誘うなら正しく勘違いしてあげる」 ろくもじ
100 「ちゃんとなんかせんでええよ新しい興味のひとつでおってくれたら」 わんこ山田